どうしてズルをするの?
「どうしてうちの子は、ズルをするんだろう…」
「なんでちゃんとやらないの?」
そんな風に思ったことはありませんか?
小さい頃は、何にでもまっすぐに挑戦していたはずなのに、
成長するにつれて少しずつズルを覚えていく子どもたち。
宿題をやったふりをしたり、答えを写したり、
「やったよ」と平気な顔で言ったり。
その姿を見るたびに、心の中にモヤモヤとした不安や悲しさが広がりますよね。
「このままじゃダメなんじゃないか」
「この子は将来、本当に大丈夫なの?」
そんな問いが、何度も胸をよぎるのです。
ズルを覚えるのは、成長している証でもある
でも、ズルを覚えるのは、ある意味「成長の証」でもあります。
「どうしたら楽ができるか」「どうすれば怒られないか」と考えることは、
子どもが周りを見て、自分を守ろうとする知恵の芽生えなのです。
ただ、その知恵を「ズル」に使うか、「努力」に使うかは、親の関わり方で変わります。
ズルを完全に否定するのではなく、
「どうしてズルしたかったの?」と、子どもの気持ちをまず受け止めてあげてください。
「怖かったの?」
「めんどくさかったの?」
「失敗したくなかったの?」
理由を聞いてあげるだけで、子どもは「ズルをしなくても大丈夫なんだ」と思えるようになります。
サボらない子に育てる魔法の言葉
「やらされる」より「やりたい」を大切に
誰だって「やらされること」は苦手です。
「勉強しなさい!」と言えば言うほど、子どもは逃げ道を探したくなります。
でも、「これを学んだら、どんなことができるんだろう?」
「これができると、どんな未来が待っているんだろう?」
そんな問いかけが、子どもの心をふっと温めるのです。
小さな「できた!」を積み重ねる
「どうせできない」と思うと、人は動けません。
子どもも同じです。
「今日はここまでやってみよう」
「ここができたら一緒におやつを食べようね」
そんな小さなゴールを少しずつクリアすることで、
「できた!」「やり切れた!」という自信が積み上がります。
この小さな成功体験が、サボらずやり抜く力を育てます。
夢がサボらない力を育てる
夢は子どもの心を動かすエンジン
子どもが「これをやりたい!」「こんな人になりたい!」と夢を見つけた瞬間、
学ぶことは「やらされるもの」ではなく「自分の選択」になります。
夢は、子どもの心に大きな火を灯します。
「この夢を叶えるために、今の勉強が必要なんだ」
そう気づいたとき、子どもは驚くほど前を向き始めるのです。
勉強は未来へのパスポート
勉強は夢へのパスポートです。
でも、その旅の行き先を決めるのは、親ではなく子ども自身です。
私たちにできるのは、「このパスポートでどんな世界を見たい?」と問いかけ、
そっと背中を押してあげることだけ。
夢を信じ、選ぶ自由を与えてあげることが、サボらない心を育む一番の方法です。
「信じる」という最高の応援
子どもがズルをしたり、サボったりしたとき、
「なんでやらないの!」と叱りたくなる気持ちは痛いほどわかります。
でも、そのたびに「大丈夫、ママはあなたの味方だよ」と伝えてみませんか?
「信じてもらえている」と感じたとき、子どもはぐっと強くなります。
「ママが信じてくれるなら、もう一度やってみよう」
その一歩が、未来を切り拓く大きな一歩になります。
子どもには、自分の夢を生きてほしい
ズルを覚えることも、サボりたくなることも、成長の一部です。
でも、その先に「自分で選んだ夢」があれば、
子どもは何度でも立ち上がり、前に進むことができます。
勉強は夢を叶えるパスポート。
だからこそ、叱るより、信じる。
押しつけるより、寄り添う。
その積み重ねが、子どもを「サボらない子」に育てる最も大きな力です。
今日も、小さな背中を見守りながら、
「あなたならできるよ」「ママはずっと味方だよ」とそっと伝えてください。
その優しい言葉が、何よりの応援歌になります。
もし、答えを丸写しをしていたら・・・。
答えを写す裏側にある気持ちを考えたことありますか?
でも、まず知っておいてほしいのは、丸写しするのは“楽をしたい”だけではないということです
分からないことへの不安
「わからない自分を見せたくない」
「間違えるのが怖い」
そんな気持ちが強い子ほど、答えを写すことで「できているふり」をしようとします。
子どもにとって「間違えること」は大人が想像する以上に大きなストレスなのです。
「早く終わらせたい」気持ち
勉強を「面倒くさいもの」と感じていると、早く終わらせるために答えを写すこともあります。
この場合は、学習の仕方そのものを見直すサインです。
まずは「写すこと」を責めない
「わかる楽しさ」を取り戻す
- 「どうしてそう思ったの?」と考え方を聞く
- 「ここまで自分でできたんだね」とできた部分を褒める
- 「一緒に考えよう」と寄り添う
写すより、自分で考える方が楽しいと思える体験を増やしていきましょう。
「考える練習」を一緒に楽しむ
1問ずつ声かけしながら進める
「まず、この1問だけ一緒に考えようか」
「途中までやってみて、止まったら教えてね」
丸写しする子は、問題数が多いと「全部終わらせるのは無理だ」と思いがちです。
1問ずつ小さく区切ることで「できるかも」という気持ちが湧いてきます。
考え方を言葉にさせる
「なんでそう思ったの?」と優しく聞くと、子どもは自然と頭の中を整理できます。
途中で気づいた間違いも、自分で直せるようになります。
丸写ししにくい工夫をする
- あえてヒントだけのプリントにする
- 答えを書くページと考えるスペースを分ける
- 「考えた跡」を見せる欄を作る
「写すより考えるほうがやりやすい」環境に変えてあげましょう。
叱るより「見守る」方が力になる
「ちゃんとやって!」「また写して!」と強く言いたくなる気持ちは、親の愛情の裏返しです。
でも、子どもは「怒られないために写す」という気持ちに変わってしまいがちです。
写す行為の裏にある「不安」や「自信のなさ」に寄り添うことが、長い目で見ると一番の近道です。
まとめ
- 丸写しは「わからない」や「怖い」のサイン
- 叱らずに「考える楽しさ」を少しずつ取り戻す
- 小さな成功体験を積む
- 一緒に考えることで安心感を育てる
「どうしてこんなことするの?」と不安になりますよね。
でも、お子さんは「わかりたい気持ち」をちゃんと持っています。
その気持ちを信じて、小さな「できた!」を一緒に喜んであげてください。 「写さずに考える力」は、ゆっくりでも必ず育っていきます。
IQ教室代表。幼児からの中学受験専門指導歴20年以上。これまでに230名以上の保護者と向き合い、一人ひとりの「考える力」を育てる指導を実践してきました。自身の教育観は「知識だけでなく、未来を切り開く思考力を育むこと」。偏差値や合格実績だけではなく、子どもたちが自ら考え、自信を持って挑戦できる力を重視しています。現在も教室で直接指導を行いながら、保護者向けセミナーやブログで情報発信を続けています。最新の中学受験事情や、日々の子育て・学習に役立つリアルな視点をお届けします。
