ほんとの勉強

進学塾では、「この問題はこうすると答えが求められます。」のように解き方を教えてくれます。

学校の教科書とはかけ離れた内容の問題ばかりなので、5年後半では知識なしで解くのはほぼ不可能で、1コマの限られた時間では十分に考える時間をとれません。

4年生のうちは、おうちで授業の内容を何度も復習することでいい点数をとるレベルの問題ばかりです。つまり、おおげさに考えなくてもいい問題なのです。

5年生になると内容も数学に近くなり、アタマの中でイメージする必要がある問題ばかりで、繰り返しで解ける問題ばかりではなくなります。

考えずに繰り返して解き方を思い出す勉強法が低学年~4年生までに身についてしまうと、抜け出すのに時間がかかります。

解き方だけを暗記しているか確認するには、すぐ忘れてしまう、諦めが早いかどうかです。

まえに勉強した内容で解けなくなっている問題がよくあったり、同レベルの問題ばかりでもプリントが2枚目3枚目と進むにつれて間違いが多くなる場合も要注意です。

よく考える勉強を心がけ、丁寧に解くようにしましょう。

必要な最低限の知識を身につけたら、解き方を見つける勉強をするのです。

パターンを覚えることができる子と、深く考えて解き方を見つけることができる子、どちらが合格に近いでしょうか?

塾でならったパターンを思い出しながら、次第に必死に繰り返して覚えることを続けていると、以前当たり前にできていた問題も解けなくなってしまいます。

「まえ、できてたじゃん!」ってことはありませんか?

1問を丁寧に解く。これが勉強です。

時間がかかりますよね。

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